英語の発音をチェックする6つの方法と音読の評価手順
英語の発音を自分でチェックする6つの方法。音声入力・録音・発音アプリで分かることと限界、短い英文を使った音読評価の手順を紹介します。
結論
英語の発音は、録音・音声入力・辞書の音声を使って自分でも確認できます。実際に伝わるかを確かめるときは、原文を見ていない相手にも聞いてもらいましょう。 発音アプリの単語別スコアは、練習する語を絞るときに使えます。
| 方法 | 確認すること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| スマホの音声入力 | 機械がどの単語として認識したか | 誤認識が続く語を探す |
| 録音 | 自分が実際に出した音や間の取り方 | 辞書の音声や以前の録音と比べる |
| ミニマルペアの聞き取り | 似た音を聞き分けられるか | 聞き取り練習が必要な組み合わせを探す |
| 辞書の音声 | その単語の発音や強勢 | 練習する前に読み方を確かめる |
| 発音アプリ | モデルが推定した単語や音の正確さ | 繰り返し練習する語を選ぶ |
| 人の聞き手 | 実際に聞き取れた言葉と、聞きにくかった箇所 | 日時・数量・依頼内容が伝わったか確かめる |
短い英文で試したい方は、後半の音読を評価する手順から始められます。
1. 音声入力で認識された単語を確認する
スマホの音声入力を英語に設定して一文話し、表示された単語を確認します。言ったつもりの単語と違う箇所は、録音でも聞き直しましょう。
three が tree、think が sink になったなら、その単語をもう一度確認します。ただし、誤認識は発音の間違いを証明するものではありません。雑音や認識モデルの影響で違う語になることも、文脈から補われて期待した語が表示されることもあります。音声認識とアクセントの関係も参考にしてください。
2. 録音を聞き返す
録音を聞くときは、語尾の音、単語の強勢、文の区切りを一つずつ確認します。一度に全部を判断しようとせず、気になった箇所の時刻をメモしてください。
例えば I worked yesterday. なら、worked の語尾を聞きます。文の途中で長く止まっているなら、その前後を続けて言えるか試しましょう。直後には違いが分かりにくければ、翌日など、少し時間を置いて聞き直す方法もあります。
3. 似た音を聞き分けられるか試す
ship / sheep、right / light などの音声を順不同で聞き、文字を見ずにどちらの語か答えます。聞き分けに迷う組み合わせを、発音練習の候補にしましょう。
一つの音だけが違う単語の組み合わせをミニマルペアと呼びます。この確認で分かるのは聞き分けの結果です。自分が言い分けられるかは、片方を発音し、相手にどちらに聞こえたか答えてもらうなどして別に確認します。
組み合わせは英語のミニマルペアから選べます。最初は二組ほどに絞り、文字を見たときだけでなく、音だけでも区別できるか試してください。
4. 辞書の音声と比べる
自信のない単語は辞書の音声を再生し、自分の録音と交互に聞きます。音の違いに加え、音節の数や強く読む位置も確認しましょう。
Cambridge Dictionaryのthirteenなら、イギリス英語・アメリカ英語それぞれの音声と発音記号を確認できます。まず一つの音声を参考に読み、その後で自分が使いたい文に入れて録音してください。
辞書はお手本を確認する道具です。自分の発音が伝わるかどうかは、録音や聞き手の反応も使って確かめます。
5. 発音アプリで単語ごとの結果を見る
発音アプリでは、総合点だけでなく単語ごとの結果を確認します。低い点数が続く語を聞き直し、どこを練習するか決めるために使いましょう。
自動スコアはモデルによる推定です。点数が上がっただけでは、人にも聞き取りやすくなったとは判断できません。 比較するときは同じアプリ・英文・録音環境を使い、録音も残してください。異なるアプリの80点と90点を、そのまま比べることはできません。
評価する項目もツールによって異なります。例えばMicrosoftの発音評価では、発音の正確さ、流暢さ、原文をどれだけ読めたか、強勢やリズムを別々に扱います。音ごとの評価方法の一つはGOP(Goodness of Pronunciation)です。
アプリを選ぶときは、次の点を確認してください。
- どこを練習するか分かるか。 単語別の結果や、該当箇所を聞き直す機能があるかを確認します。
- 自分の英文を使えるか。 面接や発表の準備なら、実際に言う文章を入力できると練習に使えます。
- 音声をどこで処理するか。 端末内で分析するのか、サーバーに送るのかをアプリの説明で確認します。
- 音声を評価しているか。 文字起こしへのコメントと、録音を使った発音評価は区別します。ChatGPTで発音を確認するときの注意点も参考になります。
- 無料枠や回数制限はどうなっているか。 一日に何回分析できるか、有料プランが必要になる条件を確認します。
6. 原文を見せずに人に聞いてもらう
原文を見せずに録音を聞いてもらい、聞こえた単語や数字を答えてもらいます。その後、聞き取りにくかった箇所も尋ねてください。
「私の発音はどう?」だけでは、直す箇所を絞りにくくなります。「何時までだった?」「何部必要だった?」と聞けば、自分が伝えた内容と比べられます。相手は先生に限りませんが、仕事で使う英語なら、実際にやり取りする相手に近い聞き手にも確かめてもらえると参考になります。
先生には、聞き取りにくい原因や口の動かし方まで相談できます。知人に頼む場合は、まず聞こえた内容を教えてもらうところから始めましょう。
英語の音読を評価する手順
音読では、原文と録音を残し、読み間違い・アプリの評価・人に伝わった内容を確認します。 次の英文で試せます。
Please send the revised file by Thursday at three. We need thirteen copies for the meeting. If the date changes, call me before lunch. I will send the room number tomorrow.
「木曜の3時までに修正版のファイルを送ってください。会議には13部必要です。日程が変わったら昼食前に電話してください。部屋番号は明日送ります」という内容です。
アプリでは、点数と録音を照らし合わせる
自分の英文を使える発音アプリに入力し、普段の速さで読みます。文の長さに制限があれば、一文ずつ録音してください。結果が低かった単語を二つほど選び、その箇所を聞き直します。強勢やリズムの評価が表示されないアプリでは、単語の点数からそれらまで判断しないようにしてください。
文字起こしでは、原文との違いを確認する
英語の音声入力でも同じ文を読み、Thursday、three、thirteen がどう表示されるかを確認します。thirteen が thirty になったら、実際に読み違えたのか、正しく言ったつもりでも誤認識されたのか、録音に戻って確かめてください。thirteenとthirtyは、語尾と強く読む音節も比べられます。
文字起こしに表示されるのは、機械が認識した単語です。声の強弱や間の取り方は、文字からは分かりません。
人には、原文を見せずに答えてもらう
録音を聞いてもらい、次の三つを尋ねます。
- ファイルを送る期限は、何曜日の何時だったか。
- 会議には何部必要だったか。
- 聞き返したくなった箇所はどこか。
最初の二つで重要な情報が伝わったかを、最後の問いで聞き取りにくかった部分を確認します。単語は全部分かっても、聞くのに苦労することはあります。この区別は伝わりやすさとアクセントで説明しています。
一か所直し、別の内容でも確かめる
たとえば thirteen が伝わらなかったら、その語を練習してから文全体を録り直します。同じ相手は「13部」という答えを覚えているので、確認用には数量を変えた文も用意しましょう。
会話への応用も確かめたい場合は、原文を閉じて同じ依頼を自分の言葉で伝えます。読むときと、自分で文を組み立てるときで、詰まる箇所が変わるか確認してください。
練習の記録に残すこと
録音日、使った英文、聞き返された単語、直した点をメモします。次の録音では、前回の単語がどう変わったかを聞き比べてください。同じ条件のアプリの点数も補助的に残せますが、何が変わったかを音声で確認することが必要です。
続けて記録したい場合は英語の発音の進歩を測る方法に確認項目があります。
Phonemaで練習する場合
私たちが開発するPhonemaでは、自分の英文を入力して録音し、単語別の発音スコアを確認できます。面接で言いたい文や発表の一節を使い、練習する単語を選べます。音声の分析は端末内で行います。
無料版は1日5回まで分析でき、Proには分析回数の制限がありません。 練習後は、点数だけでなく録音を聞き直し、必要に応じて人にも確認してもらってください。